販売会で紬を使った小物製品を熱心に見入る支庁職員
研修会で着物・反物を着装した職員たち
大島支庁で研修会・販売会
大島紬に対する理解と知識を深めようと、今年度で18年目になる本場奄美大島紬研修会・販売会が4日、奄美市名瀬永田町の県大島支庁4階会議室で開催された。奄美が世界に誇る伝統工芸品である大島紬への理解とともに、その魅力に触れた。
同支庁総務企画課がスライドを通して、大島紬の製作工程や魅力を紹介した後、実際の着物や反物の簡易な着付けもあり、支庁職員らは大島紬を体験することができた。また、本場奄美大島紬協同組合女性部会から5店舗が参加して紬の反物や小物製品等(名刺入れ・ストール・バッグ・ネクタイ)の販売会もあった。
女性部会会長の川畑よつ子さんは「毎年、支庁には研修会・販売会を開いていただいてありがたい。大島紬の良さを知ってもらって、転勤などで奄美を離れる時には、地場産の宣伝をして広めてほしい。1月に『紬パーティー』を開く企画がある。大島紬が発展していくように取り組んで、場を作っていきたい」と語った。
反物の着装をした川路悠子さん(45)は「晴れの日(入学式、成人式)に晴れ着として大島紬を着ているのを奄美へ赴任して見た時、すてきだなと思った。光沢と品があり大島紬の素晴らしさを今日改めて感じた。着装した紬を見た時に一目ぼれしたので着せてもらった時はうれしかった」と話した。