飲食の時間、人数制限を撤廃

警戒基準「レベル0」へ 県対策本部会議

【鹿児島】鹿児島県は25日、県庁で新型コロナウイルス感染症対策本部会議(本部長=塩田康一知事=写真=)を開き、県内の警戒基準をこれまでのステージ2から、新たに策定した5段階のうちの「レベル0」(直近の新規感染者数がおおむねゼロ)とすることなどを決めた。これに伴い少人数、短時間とされていた飲食の行動制限なども撤廃される。

県内では10月17日以降、新規感染者がほぼ発生していない状態が続いている。全国的にも感染状況が落ち着き、政府の分科会が新たに医療ひっ迫の状況に基づいた基準を設けたことにともなって、県でもレベル0から4まで5段階の新基準を策定した。

新基準では「レベル1=安定的に一般医療が確保できており、新型コロナ感染症への医療が対応できている」「レベル2=新規陽性者が増加傾向にあり、医療機関に負荷が生じ始めているが、医療が必要な人への適切な対応ができている」「レベル3=一般医療を相当程度制限しなければ、感染症医療への対応ができず、医療が必要な人への対応ができなくなる」「レベル4=一般医療を大きく制限しても感染症への医療に対応できない」となっている。

警戒基準の見直しに伴い、飲食や大規模集客イベントに関する行動制限も緩和された。今後レベル2以上の感染状況になった場合は、これまでのように時短や酒類提供不可などの要請がなされる。ただし県による第三者認証店や今後始まるワクチン・検査パッケージ制度(VTP)を登録した事業者は行動制限の緩和が受けられるため、県ではホームページなどで認証取得やVTP登録などを呼び掛ける。

感染状況が落ち着き「日常生活の回帰と社会経済活動の活性化」(塩田知事)を目指して、今回の行動制限緩和となった。一方で「ウイルスがなくなったわけではない」と、これまでの感染拡大警戒期間から25日以降を「感染防止対策徹底期間」と定めた。塩田知事は「これから年末年始を迎え、第6波を予測する専門家もいる。今夏の爆発的感染状況を忘れず、引き続き感染防止の行動をお願いしたい」と呼び掛けていた。