群島総搬入量38万6千トン

21―22年期サトウキビ 平均甘しゃ糖度全て上昇
大型製糖工場5社

 奄美群島の大型製糖工場5社は先月中旬までに、2021―22年期の製糖を終了した。5社の総搬入量は38万6214トンで、前期比7千トン(1・8%)減少。喜界島や奄美大島の製糖工場は前期を上回ったが、他は下回った。台風や干ばつなどの影響がなく気象条件に恵まれた関係で品質が向上、平均甘しゃ糖度は5社全てが前期を上回った。

 各工場別にみると、生和糖業(喜界島)の搬入量は前期比15・2%増加、9783トンと1万トン近く上回った。搬入量の増加割合は群島内5社の中で最大。前期台風被害が大きかった関係もあり、持ち直したと言えそう。平均甘しゃ糖度は15・41度(前期比1・14度上昇)。基準糖度帯の割合は、基準糖度帯(13・1~14・3度)は11・4%で、13度以下が1・6%、14・4度以上が87・0%と全体的に高糖度となった。

 富国製糖(奄美大島)の搬入量は前期比8・6%増、2046トン上回った。平均甘しゃ糖度は15・66度(同0・89度上昇)。基準糖度帯以下0・5%、基準糖度帯6・3%、基準糖度帯以上が93・2%と9割を超えた。

 群島最大のキビ産地・南西糖業(徳之島)の搬入量は前期比6・3%減、1万1462トン下回った。平均甘しゃ糖度は14・69度(同0・97度上昇)。今期の特徴について同社は「葉の成長が良好で、終盤まで右肩上がりに糖度の上昇が続いた。高品質で生産者平均手取り額は過去最高(約2万3706円)を記録した」としている。

 南栄糖業(沖永良部島)の搬入量は前期比6・2%減、6028トン下回った。平均甘しゃ糖度は15・59度(同0・66度上昇)、基準糖度帯を大きく上回った。気象条件に恵まれたことで2期連続の9万トン超と、質・量ともに豊作となった。

 与論島製糖の搬入量は前期比4・9%減、1279トン下回った。平均甘しゃ糖度は群島内5社最高の17・09度(同2・13度上昇)となり、17度を超えた。基準糖度帯以上が99・7%とほとんどを占め、1トン当たりの農家手取り額は2万6947円の高額となった。