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写真展「ふたり、あわせて200歳」渋谷で開催

写真展「ふたり、あわせて200歳」渋谷で開催

得本真子さん

祖父母の写真を前に、笑顔で立つ得本さん

祖父母への思い感謝こめて

喜界町出身の得本真子さん 来訪者の心、温かく揺さぶる

 【東京】喜界島の赤連出身で現在シンガポール在住のウェブデザイナー/写真家・得本真子=なおこ=さん(26)が、ギャラリー ルデコ(渋谷区渋谷3)で「ふたり、あわせて200歳―遠く離れた家族をつなぐ島の写真展―」を開催。島に住む祖父母、家族を思う気持ちにあふれ、「命」に寄り添う写真展は、訪れる人の心を温かく揺さぶっている。

 写真展は、得本さんの祖父・維宗夫さんが103歳、祖母・トヨ子さんが97歳となり、2人の年齢を合わせて200歳になったことを機に、「祖父母孝行をしたい」という思いと「写真展を通して、同じ若い世代の人たちが、離れて暮らす両親や、おじいちゃんおばあちゃんのことを思い出し、気にかけてもらえたら」という願いを込めて、姉・華子さんとともに企画。多くの人の支援を得て実現した。

 会場では、島で暮らす祖父母と、歳を重ねた親や親戚の日常を撮影したものを中心に、約30点を展示。そこには「幼い頃に元気に自分たちの世話をしてくれていた祖父母が今、歳をとり、誰かの世話を必要としている」現状に思いを寄せ、ファインダー越しに得本さんが感じた「命」を表現。祖父母へのまなざしを通して、「命のつながり」を伝えている。

 会場にはほかに、家族とのふれあい向上を目的に、「家族に電話しよう」「家族に大好きと言おう」などのメッセージが入ったオリジナルの「ふれあいみくじ」を設置。叔父が作ったという黒糖や喜界島のゴマ、喜界島だけの在来みかんの紹介、観光情報などのコーナーも設け、来場者がほのぼのとリラックスできる空間を演出している。

 31日午後4~6時からは、立ち入り自由なワークショップ「おじいちゃん、おばあちゃんとのコミュニケーションを向上させよう」を開催。参加者自らが齢をとっていったときのことを想像し、おじいちゃん・おばあちゃんへの親近感を深めることができるプログラムとなっている。

 今後は海外での個展も目標としている得本さん。「島は私の原点。今は離れて暮らしているが、離れていることで島やふるさとを思う気持ちをより大切にできる。自分の活動を島に結びつけ、島のことを広め、島に恩返しをしていきたい」。輝く瞳で未来を語った。

 写真展は2月1日(日)まで。時間は午前11時~午後7時(最終日は午後5時まで)。入場無料。問い合わせはTEL.03-5485-5188(会場)。

「『うつ病は治る』」メッセージも

 得本さんが写真の道に進んだきっかけは、高校3年生のときに父親から譲り受けたフィルムカメラ「ニコン FM2 フォトミック」。しかし同じ年、島特有の閉塞感や受験など様々なストレスをきっかけに、うつ病を発症した。そんな中、島の写真を撮り始めると、周囲から「センスがいい」「上手い」と言われ、そのことで前向きな気持ちを持つこともできた。

 だが症状には波があり、一時は寝たきりになるほど重い症状が続いたことも。闘病生活は5年間に及んだが、その間、病を抱えながらも家族の支えを受けて東京の専門学校、大学へ進学。大学で出会った写真部に入部して、その才能を開花させた。

 今ではすっかり完治し、世界を舞台に作品に取り組む得本さん。今回の写真展では、うつ病となり「もう治らない」と思い込んで辛い思いを抱えている人たちに、得本さんの元気な姿を見せることで、「うつ病は治る」というメッセージを送りたいという思いも持っている。

コメント

  • Nostalgia

    2年前なんですね。
    見損ねましたけど…
    周りにうつの方本当に多いです。
    直ってよかったね。




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