東京瀬戸内会

懇親会で必ず演じられる瀬戸内会のイベント「振り出し」=東京都品川区大井町の「きゅりあん」にて

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フラダンスで会場を盛り上げた山下こなつさんあすかさん姉妹。後方の絵は管鈍出身の勇博道氏の作品

在京出身者に農地提供呼びかけ
新規果樹栽培で鎌田町長 懇親会で「振り出し」も

【東京】第92回東京瀬戸内会(昇三治会長)総会および懇親会は17日、東京都品川区大井町の総合区民会館「きゅりあん」の大ホールで開催された。金子万寿夫衆院議員や鎌田愛人瀬戸内町長も参加。会場には合併前の地区名、西方、東方、実久、鎮西の4地区約350人が集い、瀬戸内町から駆けつけた永井しずのさんが「朝顔」の祝い唄で懇親会の幕が開いた。

 同会であいさつにたった、昇会長は、「大正13年に昇曙夢先生を始め、著名な先人たちが瀬戸内会を創立して92年の歴史を重ねてきた。今年は、10月15日に町制施行60周年記念式典が開催される予定。式典にぜひ、大勢の方が参加できるように協力を」と呼びかけた。

 また、同会には金子衆院議員も出席、「今後は沖縄と交流連携することが、奄美発展のキーポイントとなる」と地域交流事業の大切さを示唆。鎌田町長と連携しながら町おこしをしたいとしながら、参加者に向かって「新たな産業を興し、人生の夢をふるさとに帰ってかなえよう」と在京者へのUターンも訴え、鎌田町長も「『チームせとうち』を旗印に町政運営にまい進中。荒廃地の開墾事業を進めていく予定だが、新規果樹アボカドの生産農地が必要。在京者の方の休耕地を有効活用したいので、ぜひ役場に連絡を」と切望した。

 同会では、奄美群島の各地で見られる豊年相撲の、土俵入り前に行われる「振り出し」がプログラムに組まれており、ふんどし姿の男性壮年団が勇壮に登場。「ちからめし」も振舞われた。また、宮畑豊さん(サンプレイトレーニングセンター)のトレーニングジムで誕生したボディビルのチャンピオン男女が鍛えた体を披露した。