コロナ禍、〝希望の虹〟でエール

コロナ禍、みんなで乗り切ろうと七色にライトアップされた山羊島ホテル(提供写真)

客室ライトアップで応援
山羊島ホテル「明るい話題の架け橋に」

 みんなで頑張ってコロナ禍を乗り切ろう―。奄美市名瀬の奄美山羊島ホテルは3日から、休業中の客室を利用した夜のライトアップを始めた。〝希望の虹〟〝ハッピーレインボー〟と名づけて、ホテルの窓を七色に点灯。同ホテル・碩朋美統括副支配人は「コロナの影響で辛抱が続く時期。光を見て明るい話題の架け橋にしてほしい」とエールを送った。

 きっかけは、緊急事態宣言の休業中、近隣の夜を灯すホテルの明かりが消えたことに「寂しくなったね」と発した知人の一言が発端。従業員が「ただ照らすだけでなく、誰もがいいイメージを抱く虹にしてはどうか」と発案し、作業に取り掛かった。

 ライトアップは、市街地に面した南側4階の客室を七部屋に分けて点灯。従業員が電球にラップを巻いて着色し、窓一列に赤から紫までの鮮やかなグラデーションを描いた。

 碩統括副支配人は「明かりでモチベーションを高め、元気・明るさの象徴としてみんなで共有してほしい」と声援。「今はいい日を待つための充電期間。乗り越えた時にはみんなと一緒に奄美を盛り上げたい」と話した。

 点灯時間は午後7時半から。6月23日まで続ける予定。