奄美空港売店のCDコーナーに置かれている「奄美の島イモーレ」と歌詞
龍郷出身の母が作詞、その娘作曲
【東京】みずいろの海、義理人情…。奄美の情景が浮かんでくる歌詞が印象的な「奄美の島イモーレ」が、このほどCDとして発売された。軽やかなピアノに導かれる曲は1番から4番まで。CDは、奄美空港の土産店などに置かれている。
「奄美の島イモーレ」を作詞したのは、龍郷出身で大田区在住の佐藤文子さん。「自然、人情、文化の豊かな癒やしの奄美の島々に、多くの方が観光にいらしてほしいとの願いを込めました」と佐藤さんは、制作に当たった動機を振り返る。また、「子どもから大人まで覚えやすい歌詞にしました」と歌詞カードには、ひらがなを多く採用する絶妙な心配りも(写真)。さらに、大島紬、八月踊りなども詞に織り込まれ、奄美群島未経験者でも、島風に触れた気分にさせてくれる。
リズミカルなコードによる曲は、耳になじみやすくまさに「ようこそ、いらっしゃい(イモーレ)」と島を訪れる人々への、おもてなしが伝わってくるようだ。作曲は佐藤さんの娘・金子奈保美さん。母娘の競演に花を添え歌うのは、若手ボーカリストの松崎桃子さん。島の豊かな自然と、人々の営みを、伸びやかに気持ちよさそうに、透き通る声で歌い上げている。
聴く者を優しく包み込む「奄美の島イモーレ」は、定価980円(税別)。奄美空港の2階お土産店「ヤマア」(電話0997・63・1516)のほか、㈱セントラル楽器(電話0997・52・0530)では全国からの注文に対応する。