与論、和泊で新たに8人

与論、和泊で新たに8人

 

与論クラスター 7月と合わせ100人超え
「酒の回し飲みあった」
新型コロナ

 県は8日、与論町クラスター(感染者集団)関連の新型コロナウイルス感染者が新たに8人確認されたと発表した。うち、1人は和泊町在住の30代女性。同町クラスターの感染者は計50人となった。県によると、感染者のなかには、与論島の宴会などで行われる酒の回し飲みを行っていた人もいたという。7月に発生したクラスター(感染者56人)を含めた同町の感染者は100人を超えた。

 新たに感染が確認されたのは、いずれも与論町在住の10歳未満~90代の男女7人と和泊町在住の30代女性1人。8人は感染者の親族や濃厚接触者などで、咳やのどの痛み、倦怠感などの症状があるほか、症状のない人もいる。

 与論町のラウンジ関連の感染者は前日から8人増え、計40人となった。内訳は店員3人(前日比増減なし)、利用者25人(同3人増)、親族等濃厚接触者12人(同5人)。親族など濃厚接触者への感染が広がっている。

 県健康増進課によると、7日までに与論町クラスター関連で実施したPCR検査等は596件。うち、約100件が結果待ちという。

 7日現在、県本土14人、奄美大島2人、沖永良部島1人、与論島6人の計23人が各地の医療機関に入院。宿泊施設での療養者は県本土9人、奄美大島17人の計26人。与論町で1人が自宅待機している。

 県内ではこのほか、鹿児島市で3人の感染を確認、累計感染者数は534人となった。