宇検村・瀬戸内町「伝統文化の祭典」

ステージの終盤では、2町村交えて六調が繰り広げられた

町村の魅力アピール
奄美パーク

 県奄美パークは15日、「宇検村・瀬戸内町 伝統文化の祭典」を開催した。両町村から唄者や八月踊りの保存会、役場職員らが登場し、それぞれの伝統文化を披露。会場には述べ420人が来場し、シマ唄や踊りを楽しんだ。

 同イベントは、毎年市町村を変えて実施。伝統文化の継承や島内外への魅力のPRとして開かれている。この日は瀬戸内町のステージで幕開け。安田瑠衣さんと興花佳さんが登場し「黒だんど節」など計3曲を披露。続いて里明樹さん、徳原大和さんがシマ唄や瀬戸内町の魅力を語りながら唄い、会場を盛り上げた。

 宇検村は湯湾八月踊り保存会のメンバーらが息の合った踊りで会場を魅了。村教育長の村野巳代治さん、藤原梨月香さんのシマ唄や、田検とどろき会による「送り節」など盛りだくさんのステージとなった。

 また、両町村の特産品の数量限定のプレゼントも用意され、当選者を決めるじゃんけんタイムは白熱した。

 沖永良部島から3年前に奄美大島へ移り住み始めたという沖静花さん(31)は「シマ唄は、唄う人によって印象が違う。それぞれの伝統文化を残すことの大切さを感じた」と話していた。