会議では奄美大島島内の感染報告を受け、公共施設の休業などを決めた(3日、市役所会議室)
奄美市コロナ対策会議 状況次第で延長も
奄美市は3日、庁舎内で新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。11月30日から、奄美大島島内で市民2人を含む感染報告が相次いでいることを受け、感染拡大防止のため今月14日まで公共施設の休業や利用制限を決定したほか、予定された公民館講座やイベントの中止、延期も決めた。今後の状況次第では措置の延長、行事の中止判断もあるという。
朝山毅市長ほか、副市長、幹部職員が会議を開催。島内の拡大防止策の強化が必要と判断して、一部公共施設の閉館、市主催の行事・イベントの開催延期などを決定した。
事務局の企画調整課は「状況次第では、島内5市町村による対策会議開催を視野に事態を注視したい」とし、水際対策で空港・港での検温を実施している県側とも対応を協議したい考え。
県発表によると11月30日以降、奄美市2人、瀬戸内町6人の感染報告があった(4日午後6時現在)。
12月中に休業・休館する施設は次の通り。
▽名瀬=タラソ奄美の竜宮(5~14日)、AiAiひろば(同、1階休憩スペースのみ閉館)、老人福祉会館(4~14日、入浴施設のみ)▽住用=奄美体験交流館(3~14日、サウナ・浴室休業)、黒潮の森マングローグパーク(3~14日、グラウンドゴルフ場のみ休業)▽笠利=ふれ愛の湯(3~14日)
また中止・延期となった主な行事は次の通り。
▽6日=コロナ対策助成事業説明会(延期)、すきすき紬デー「男の着付け教室」(延期)▽16日=健寿大学「あませんクリスマスステージ」(中止)