「かごしま口腔保健協会会長」表彰受賞

長年の口腔指導活動で表彰を受けた「チャレンジドサポート奄美」(左は向井理事長)

長年の口腔指導が評価 チャレンジドサポート奄美

 一社かごしま口腔保健協会(伊地知博史会長)はこのほど、地域の歯科保健の向上に貢献したとして、奄美市名瀬の社会福祉法人三環舎・指定特定相談支援事業所「チャレンジドサポート奄美」(向井扶美理事長)を協会会長表彰した。9日、名瀬保健所で伝達式があり、向井理事長に賞状が手渡された。

 地域で歯科保健関連事業に長年従事し、功績のあった個人・団体を対象に会長表彰を行うもの。今年度は2個人、1団体が受賞した。 

 団体受賞を果たしたチャレンジドサポート奄美はこれまで障がいを持つ子どもの相談支援に取り組んできた。口腔機能に関する相談も受け、医療や行政機関と連携して、子どものそしゃくや嚥下=えんげ=、言葉の悩みなどを積極的にサポート。

 また5年前から開催している「もぐもぐ相談会」に県立大島病院や鹿児島大学病院の小児科なども参画。島内の支援環境づくりにつながっており、こうした団体活動が高く評価された。

 向井代表は「地域の各機関から多くの支援を受けながら地道に続けてきたことが評価され、うれしく思う。引き続き子どもたちのために力を尽くしたい」と話した。