「書初め」に夢や願い込め

真剣な表情で講師・岩元さんの指導を受ける児童生徒

宇検村小中学生 年明けに気持ち新た
特別賞受賞者も発表

 宇検村の五つの小中学校(田検、久志、名柄、阿室=小学校、田検中学校)の児童生徒28人は7日、毎年恒例行事の新春書初め会に参加し、真剣な表情で今年の目標や将来の夢を書道紙につづった。講師は同村公民館講座の「書道教室」で指導にあたる岩元岩壽さんと、妻の広美さん。村内3小学校から教職員が訪れ、村長らも見守る中、子どもたちは一筆一筆丁寧に書写に取り組んだ。

 新年に目標を定めることで一年間の意欲や態度を高めること、書写への興味関心を引き出すことを目的に同村教育委員会が開催している。会場は同村生涯学習センター「元気の出る館」の多目的ホール。

 子どもたちは自分のテーマを決めると、岩元さんの見本を参考にしたり、リズムよく筆を走らせたりと、それぞれのペースで作品を完成させていった。

 「ゆめ(夢)」とテーマにした田検小1年生の竹下結人さんは「将来の夢を思って書いた」と話し、「決断の年」に決めた名柄小6年生の藤原梨月香さんは「今年は今まで以上に時間を大切に、シマ唄や三味線、3月を予定するバレー大会に向けて日々練習に励みたい」と決意を表した。

 なお、参加者の作品は1月末まで元気の出る館エントランスで展示するという。

 特別賞受賞者は次の通り(敬称略)。

【宇検村長賞】中学生の部=山下大地(田検中1年)、小学生の部=藤原梨月香(名柄小6年)

【宇検村議会議長賞】松枝海翔(田検小6年)

【宇検村教育長賞】碇元双葉(田検小3年)

【宇検村校長会賞】宮原怜(阿室小2年)