地域の防災気象情報見やすく

気象庁ホームページリニューアルサンプルページより抜粋

気象庁や名瀬測候所
24日、公式サイトリニューアル

 名瀬測候所など、全国の気象台を含む気象庁の公式サイトが今月24日午後1時からリニューアルされる。地域に発表中の防災気象情報を見やすく一新。サイトの構造やカテゴリーが整理されて必要な情報が見やすくなったほか、主要コンテンツはスマートフォンでも違和感なく閲覧できる。

 新しいサイトは、警報・注意報、危険度など複数にまたがる情報を俯瞰=ふかん=的にわかりやすく閲覧できるよう整理された。指定の市町村に発表されている防災気象情報が、大雨や大雪、地震・火山の分野ごとに一つのページで見られるようになったほか、利用者が必要に応じて情報を管理・選択できるようカスタマイズ機能なども追加された。

 例えば防災情報ページでは、トップ画面のアイコンをクリックすることで、地域の「発表中の防災情報」や「台風の経路図」、「雨雲の動き」などを一つのページに表示。重要情報はページの上部に移動。警報や注意報に照らしながら今後の動向や推移を同じ画面で確認し、詳細を知りたい場合は情報や凡例をクリックすることで、さらに詳しい情報が得られるようになっている。

 また、同時刻には名瀬測候所などの気象台が運用するページも同時にリニューアルされ、地域に根差した情報発信にも力を入れる。同所担当者は「地域情報が見やすく強化され、思慮を深めることで(災害時の)適切な避難もできる。普段から活用してほしい」と話している。

 なお、リニューアルに伴い名瀬測候所のアドレスはhttps://www.data.jma.go.jp/naze/に変更。午後1時以降もしばらくは古いコンテンツが表示される場合があるとして注意を呼び掛けている。