今年も静かな“サクラ咲く”

掲示での発表はなく、校内は静かだった(大島高校=午前11時ごろ)

公立高校入試合格発表 大島学区661人合格
2次入試、学区内8校16学科

 県内公立高校入試の合格発表が17日、各学校で行われ、大島学区では全日制・定時制に計661人が合格した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で校内掲示を行わず、古仁屋・与論高校を除く6校がホームページ(HP)でのみ発表。静かな“サクラ咲く”となった。なおこの日、県教育委員会は2次入学者選抜の実施校と募集定員を発表。大島学区では奄美(情報)を除く全ての高校・学科で実施する。

 新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、大島、奄美、大島北、喜界、徳之島、沖永良部の6校が、校内での掲示を中止し公式ホームページ(HP)のみで発表。古仁屋は校内の掲示と公式HPの両方で発表、与論は校内掲示のみでの発表となった。

 大島高校では、発表時間の午前11時を過ぎても受験生の往来はなく、校内は静まり返っていた。

 今年度の県内公立高校入学試験は、募集定員1万1921人に対し、8775人が合格。入学定員充足率は前年度比0・03ポイント減の0・74で、定員のある70校154学科のうち62校121学科で定員割れとなった。

 大島学区は募集定員1120人に対して661人が合格。充足率は前年度比0・09ポイント減の0・59で、奄美(情報)を除く全学科で定員を割った。

 2次入学者選抜は、県内60校117学科で実施を予定。大島学区は、定員に達した奄美(情報)を除く全学科で募集し、全日制430人、定時制29人の計459人を受け付ける。

 2次入学者選抜出願期間は22~23日正午まで。入試は24日で面接や作文などを行い、翌25日午後2時以降に合格者を発表する。