芦花部小中で交通安全教室

県道で安全な横断歩道の渡り方を学ぶ児童ら

横断歩道 安全な渡り方学ぶ

 春の全国交通安全運動(6~15日)が始まっている。奄美市の芦花部小中学校(今村敏照校長、児童生徒39人)では9日、交通安全教室があった。同日は奄美署や同市市役所の職員、スクールガード(登下校時の見守り)を担当する住民らが来校し、安全な横断歩道の渡り方などを指導。児童生徒らは熱心に耳を傾け、自分の命を守るための学びを習得した。

 奄美市の担当課によると、現時点では、市内の小・中学校と小中併設校計28校と幼稚園4園で、4~5月中に同教室を開催する予定だという。

 当日は、三つのグループに分かれて指導を受けた。小学1年生~3年生は、校庭で模擬体験をした後、学校近くの県道で横断歩道を渡る練習を実践。小学4年生~中学3年生までは、校庭で自転車の点検と、正しい乗り方の指導を受けた。

 自転車点検では「ぶたはしゃべる」を合言葉に、▽ぶ=ブレーキ▽た=タイヤ▽は=ハンドル▽しゃ=車体▽べる=ベルとして、チェックリストで安全を確認した。

 同署の交通課課長代理・堀泰裕警部補は実践後、「大切な命を自分で守るため、安全な歩き方や自転車の乗り方を考えて登下校をしてください」と呼び掛けた。

 この春から同校に通っているという日高海美=うみ=さん(小5)は「正しい横断歩道の渡り方を始めて知った。浦上からバスで通っているので、安全を心掛けたい」と話した。