台湾友好

謝代表(左)から特産品のパイナップルが竹田町長に贈られた

交流促進の機運、高めたい
台湾ホストタウンの竹田龍郷町長

 【鹿児島】東京五輪・パラリンピックの台湾選手団のホストタウンとなる龍郷町と大崎町(曽於郡)に対する友好表敬記念式典が26日、鹿児島市の市町村自治会館であった。

 台湾から台北駐日本経済文化代表処の謝長廷・駐日代表が出席。「コロナ禍で台日両国の実体交流が中止・縮小を余儀なくされ、息が詰まるような状況だからこそ、両国は協力してコロナ禍を乗り切る必要がある」とあいさつした。友好の証として台湾からは特産品のパイナップル100個がそれぞれ両町に寄贈された。龍郷町からは黒糖焼酎、大崎町からはウナギが贈られた。龍郷町に寄贈されたパイナップルは、町内の学校給食の食材として提供するという。

 龍郷町は卓球、大崎町は陸上の選手団の事前合宿のホストタウンとなる予定。龍郷町と台湾は、町の名誉町民である西郷菊次郎氏が、かつて台湾宜蘭庁の初代庁長になったことが縁で交流が始まり、今回につながった。竹田泰典町長は「今回のホストタウンが龍郷町と台湾の更なる交流の一歩となり、事後交流を促進していく機運を高めていくことを期待したい」と話していた。