奄美関連の新規感染10人

新型コロナ 奄美市9人、うちクラスター5人
知名クラスターで和泊1人

 県は1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに42人確認されたと発表した。うち奄美関係では、奄美市の20代~70代の男女9人と和泊町の30代男性1人の計10人。奄美市の9人のうち5人は同市で発生したクラスター関連で、和泊町の1人は知名町で発生したクラスター関連だった。両クラスターによる感染者数は奄美市が29人、知名町が8人となった。

 奄美市で新たに感染が確認されたのは、20代男性3人、40代男性1人、同女性2人、50代男性1人、60代男性1人、70代男性1人。同市の接待を伴う飲食店で発生したクラスター関連の感染者の濃厚接触者など5人の感染も確認された。

 県によると、同クラスター関連で2日に実施したPCR検査は約60件。まだ結果が判明していない人もいることから今後、さらに感染者が増える可能性もある。また、同日、奄美大島の感染者6人について、県本土の医療機関や宿泊施設に搬送した。

 和泊町の男性は知名町の接待を伴う飲食店で発生したクラスター関連と判明したことから1日に医療機関でLAMP検査を実施、陽性が判明した。濃厚接触者として親族2人についても同検査を実施している。このほか、同クラスター関連で50件の検査を実施しており、今後、さらに感染者が増える可能性がある。

 このほか、霧島市の事業所で発生したクラスター関連でも新たに3人の感染が判明。1日当たりの感染者数としては、1月20日の59人に次いで3番目に多い。累計感染者は2225人となった。