奄美関連新たに10人

クラスター、奄美4人、知名2人
新型コロナ 県感染者6日連続40人超

 県は3日、新型コロナウイルスの感染者が新たに45人確認されたと発表した。1日で確認された感染者数が40人を超えるのは6日連続。奄美関連で新たに感染が確認されたのは▽奄美市5人▽龍郷町2人▽大和村1人▽知名町1人▽和泊町1人―の計10人。うち奄美市の4人と和泊、知名両町の感染者は、奄美市と知名町で発生したクラスター(感染者集団)関連だった。奄美市ではこのほか、前日までに感染が確認された3人についても同市のクラスター関連と判明。このクラスターによる感染者は7人増え45人。知名町のクラスターは16人となった。

 新たに感染が分かったのは、奄美市が50代男性2人と30代男性、50代女性、60代男性各1人。龍郷町が30代女性と60代女性。大和村が60代女性。和泊町が20代女性。知名町が30代男性。

 奄美市の5人のうち、4人は同市の接待を伴う飲食店のクラスター関連で、30代男性は、別の感染者の濃厚接触者。和泊町と知名町の感染者は知名町の接待を伴う飲食店のクラスター関連。龍郷町2人と大和村1人の感染経路はわかっていない。

 6日に県本土の医療機関や宿泊施設に搬送されたのは、沖永良部島で感染が確認された6人。奄美大島からの搬送はなかった。

 県内ではこのほか、鹿児島市19人、霧島市5人、南さつま市3人、鹿屋市2人、いちき串木野市、出水市、曽於市、薩摩川内市、日置市、東京都でそれぞれ1人の感染が判明。県内の累計感染者数は2403人となっている。5日現在、132人が医療機関に入院、168人が宿泊施設で療養している。