看護福祉専門学校卒業式

向井奉文校長から卒業証書を受け取る卒業生代表の2人

54人が新たな旅立ち
「医療に貢献したい」

奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)の第25回卒業式が5日、同校サングリーンホールであった。卒業生54人は、建学の精神を胸に慣れ親しんだ学び舎に別れを告げ、医療や福祉の現場に向けての決意を新たにした。

卒業生は、看護学科38人(男子11人、女子27人)、こどもかいご福祉学科16人(男子8人、女子8人)。県外15人を含む計54人が卒業の日を迎えた。

式では、卒業生一人ひとりの名前が呼ばれ、代表者2人(看護学科師玉優海さん・こどもかいご福祉学科植田美月さん)に卒業証書が授与された。向井校長は「本校のモットー『道義』『実利』『勤労』の精神で、ポストコロナに希望をもたらす“光”となるようリーダーシップを発揮してほしい」と言葉を贈った。

在校生代表の清水さくらさんは「現場でつらくなった時は、同じ志をもった奄美の仲間を思い出してほしい」と送辞。卒業生代表(学園賞表彰)の泉みなみさんは「離島での医療現場の問題を目の当たりにし、強く医療に貢献したいと思った。悩み苦しみ、努力すれば必ず結果が出る」と答辞を語った。

式後、喜界町出身のシンガーソングライター東郷晶子さんが壇上に登場。サプライズでのピアノの弾き語りに卒業生たちは喜んだ。

卒業生54人は、県内外の医療機関や介護・福祉施設への就職が決まっており、新たな現場へと巣立っていく。