JALアスリートアカデミー

日本を代表するトップアスリートから直接指導を受ける子どもたち

 

 

世界の「走る」「跳ぶ」を直伝
オリンピアンら4人
奄美市で子どもを直接指導

 

 

 日本航空(JAL)所属のアスリート社員が全国を巡り陸上競技でふれあう「JALアスリートアカデミー」が18日、奄美市の名瀬運動公園陸上競技場であった。参加した島内の小中学生159人は、オリンピアンや日本を代表するトップアスリートの直接指導を受け、世界で通じる「走る」「跳ぶ」の技術を学んだ。

 JALのアスリート社員が子どもとの交流を通してスポーツに楽しさを伝える社会貢献活動の一環。奄美大島の開催は2回目で、JAC(日本エアコミューター)が主催。今回は、世界陸上に出場した山本凌雅選手(三段跳び)、ロンドン五輪日本代表の土井杏南選手(短距離走)、世界ジュニア選手権の髙良彩花選手(走り幅跳び)、世界パラ陸上の鈴木雄大選手(短距離走・走り幅跳び)の4人が来島した。

 山本選手と髙良選手は、幅跳びの基本の立ち跳びや片足跳びなどを指導。飛ぶ際に踏み出す利き足をそれぞれが確認し、「手を前に出して、前にというイメージを持つことも大事」などとアドバイスした。

 短距離走を担当した土井選手と鈴木選手は、速く走る走法をレクチャーした。腕の振り方では腰の横に生えたダイコンを想像し、「すぱっと切るように腕を振る」と助言。「切って切って切る。イメージを忘れないで」と呼び掛けた。

 津村陸上クラブ所属で伊津部小5年の林優妃さんは「腕を振ったり足を上げているつもりだったが、プロに教えられまだまだだと感じた。(教えを請い)速く走れる予感がする」と笑顔で話した。

 最後は全員で記念撮影。参加証明証も贈られた。

 教室後、山本選手は「奄美の子は能力も高く、みんな意欲も高い。これからいろんなスポーツに挑んでいくが、楽しさを忘れず頑張って」とエールを送った。