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「復帰学ぶ入り口に」

「復帰学ぶ入り口に」

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東京での活動を記した冊子を贈呈した関係者ら(写真右から池田文化広報部長、藤井幹事長、あいきさん)

東京奄美会、広域へ伝達 東京での活動記す小冊子

 東京奄美会(英辰次郎会長)はこのほど、『東京における日本復帰運動』の歴史を冊子にまとめた。奄美市役所で12日、冊子の伝達式があり、同会の藤井壮望幹事長から奄美群島広域事務組合へ目録を贈呈。同会側からは「日本復帰運動を学ぶ入り口にしてほしい」と期待の声が挙がった。冊子は今後、群島内の小中高校や図書館などに配布される予定。

 冊子は全30ページ。第2次世界大戦敗戦後から、奄美群島の日本復帰後までの9年間を時系列で紹介。各地での動きをそれぞれ赤字(東京中心の運動)、青字(奄美の動き)、黒字(世の中の動き)の3種類で記しているほか、瀬戸内町在住のイラストレーターあいきじゅんさん(52)のイラストが入り、子ども達に分かりやすい内容となっている。

 伝達式には藤井幹事長のほか、制作責任者の池田秀秋文化広報部長、あいきさんが出席。藤井幹事長から同組合の福山敏裕副管理者へ目録を贈呈した。福山副管理者は「東京での活動があって復帰が実現した。次世代に引き継ぎ、12市町村が一丸となって後世に伝えていきたい」と謝辞を述べた。

 当時の語り部が少なくなるなか、3月から制作作業に携わった池田文化広報部長は、「在京の同胞が果たした役割の大きさや厳粛なる史実を後世に伝え、奄美と東京の奄美出身者が一致団結した貴重な教訓を次世代に生かしてほしいと願いを込めた」と編さん作業への思いを口にした。

 さらに「東京での復帰運動はこれまでほとんど知られていない。違った視点・角度から復帰運動を見て、学ぶ入り口として深く勉強してほしい。先輩が島のために活動した歴史を島の将来を担う若い世代が誇りに思い、奄美と東京の交流を密にして島の発展につなげていければ」と期待を込めた。

 同組合に贈呈された冊子は合計2580冊。各市町村立の小中学校や高校、専門学校のほか、自治体、公民館、図書館などに配布される。

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